フィンランドへオーロラを見に行こう!オーロラ鑑賞に適した時期や場所、遭遇確率を上げる方法とは?
2017年11月30日6:30 PM カテゴリー:エリア,フィンランド,ヨーロッパ
誰もが一生に一度は見てみたいと願う 天空の神秘 オーロラ
オーロラは 「いつ」 「どこで」 「どうすれば」 見られるのでしょうか?
今回は北欧の中でも気軽にオーロラ鑑賞が楽しめるフィンランドを中心にオーロラ鑑賞に適した時期や場所、またオーロラ遭遇の確率を上げる為に知っておきたい情報、おすすめホテルやツアーをご紹介したいと思います!
オーロラの基礎知識
オーロラはどうやって発生しているかご存知ですか?
オーロラの発生と太陽の活動は密接に関係しています。
まずオーロラのもとになるのは太陽から放出される 太陽風 です。
太陽の表面で大きな爆発が発生したときに地球へ押し寄せてくる電子や陽子を太陽風といいます。
この太陽風の粒が酸素原子や窒素分子などと衝突し、発光する現象がオーロラです。
ゆえに太陽の活動が活発な年が オーロラの当り年 と言えます。
なぜオーロラが見られる場所は限られているでしょうか。
オーロラ鑑賞ができる場所の共通点は「寒いところ」です。
実際オーロラが見られるのは北極地方と南極地方だけ。
これは地球が北極部をS極、南極部をN極とする磁力を持っているのが原因です。
太陽風はこの磁力に引き寄せられてしまう性質を持つためオーロラは北極地方と南極地方だけの現象となるのです。
オーロラベルトとは
オーロラベルト とは地球上でオーロラが最も頻繁に現れるエリアのことで北半球、南半球ともに緯度60度から70度ほどの範囲を指します。
ただオーロラベルトが地球上に作る円の中心は、地図上の真北(北極点)と真南(南極点)ではありません。
地球磁場の中心は真北・真南から微妙にズレており、オーロラベルトは磁場を中心に広がっているからです。
地球磁場の北(S極)の中心はグリーンランド北西に位置している為、北欧は緯度60度よりも北側にオーロラが出現することが多いですが、北米では60度より南の範囲でもオーロラを鑑賞することができるのです。
フィンランドでオーロラが見える時期と場所
フィンランドのラップランド上空には 年間200夜 もオーロラが出現しています。
ラップランドとはスカンジナビア半島北部からコラ半島にまたがる北緯66度33分以北の北極圏一帯の広大な寒冷地を指します。(スウェーデン・ノルウェー・ロシアも含まれます。)
ただラップランドでも南部でオーロラを見ることができるのは年にたった10~20夜ほど。
フィンランドへ行けばオーロラが見られるというわけではありません。
オーロラを見るためにはフィンランド北部に位置するラップランドの更に北へ行きましょう。
フィンランドでは北へ行けば行くほど、オーロラベルトに近くなる為、オーロラを見られる確率は高くなります。
サーリセルカ(Saariselka)や イナリ(Inari)がオーロラ鑑賞におすすめの都市です。
特にイナリは オーロラベルトの真下 にあり 、オーロラ鑑賞に最も適した場所です。
オーロラを見るための条件は 「十分に暗いこと」「空が澄んでいること」
日照時間が短く、晴れている日が多い 12月~3月頃 がオーロラ鑑賞の最もよい時期にあたります。
また時間帯は21時頃から観測率が上がり、ピークは真夜中0時の前後1~2時間くらいです。
遭遇の確率を上げる為に知っておきたい情報
オーロラが見えるときの最低条件は「晴れていること」「暗いこと」
オーロラは高度100~500kmほどの電離層と呼ばれる非常に高い場所に出現します。
雲は高くても18km付近に位置する為、天気が悪ければオーロラは絶対に見えません。
たくさんの星が見える晴れた夜は、オーロラを見られる確率も高くなります。
また発光現象であるオーロラは明るいところでは見えません。
明かりのある場所や建物から離れましょう。丘の上や湖畔が絶好のポイント。
人口の明かりが多いところは折角のオーロラの輝きを邪魔してしまいます。
オーロラツアーへの参加が決まったらオーロラ・アラートに登録しよう!
フィンランド気象協会の情報サイト「オーロラ・ナウ」(Auroras Now!)に登録するとオーロラが見えそうな磁気状態になったとき無料Eメールで知らせてくれます。 http://aurorasnow.fmi.fi/public_service/
オーロラ遭遇の確率を上げる要因に「太陽の活動」があります。
太陽活動が活発な時に強いオーロラが出ることは間違いありません。
一般的に太陽の活動サイクルは約11年だと言われており、その活動極大期にオーロラを鑑賞するのが最も効率的な時期と言えます。
では極大期を逃すとオーロラがほとんど見られないのでしょうか?
答えは「NO」です。
例えば高速太陽風の源といわれるコロナホールは極大期にはほとんど現れません。
(コロナホールから吹く太陽風はほかの領域から吹く風の約3倍)
太陽の活動が極小期へむかうと徐々にコロナホールの出現率が高まり、巨大なコロナホールとなって非常に強い太陽風を起こすこともあるのです。
このように オーロラ出現の法則はとても複雑 で予測不能な未知の要素も沢山あります。
現代の技術を駆使しても、オーロラがいつどこに現れるか正確に予測することは残念ながらできません。
でも 予測できないからこそオーロラは神秘的 なのです。
オーロラ鑑賞の服装や持ち物について
オーロラが出やすい空気の澄んだ冬の夜は、冷え込みも厳しくなります。
非常に寒い日には-40℃になることもあります。
◎服装のポイントは重ね着◎
寒い場所で快適に過ごすコツ、それは重ね着にあります。
重ね着をしていれば、寒い戸外を歩くときは寒さから身を守り、車での移動中や室内に入ったときにも調整が効き、暖かすぎて汗をかいたり不快な思いをしなくてすみます。
インナーには機能性が高く保温効果のある長袖の下着と暖かい靴下を身に付けましょう。
肌の水分を外に逃がして体を暖かく保つポリエステルやウール、シルク、または2層素材のものがお薦め。その外側にウール素材のものを重ねると水分はうまく逃げていきます。
★綿は汗をかいたときに湿ってしまうので、避けた方がよいでしょう。
-20℃以下にもなる寒い日には更にフリースやウールを重ね着しましょう。
保温効果のある靴下をもう一枚重ねて履くと足が温かくなります。
アウターは寒さ、風、湿気、雪などから体を守るものを身に付けます。
風を通さないダウンやコットンウール、合成の毛皮などの裏地のあるウィンタージャケットやパンツを選ぶとより暖かいでしょう。
ネックウォーマーやマフラーなどで首周りも暖かくしましょう。寒いときには頭、手足の指先、顔などが最初に冷えてきます。
手袋や暖かい帽子で手や頭、耳を寒さから守りましょう。手袋は防水加工で保湿性の高いミトンがお薦め。帽子は必ず耳が隠れるものを用意してください。
靴は防水性能と保温性能を持ったウィンターブーツを履いて、靴紐もしっかり締めます。
足先が冷えるので、靴用のカイロを入れておくと完璧です。
雪や氷で覆われた道はとても滑りやすいので、靴の裏はギザギザが大きくて深いものを。
女性はまつ毛が凍って折れてしまう危険性があるので、マスカラの使用は避けましょう。
◎お出かけ前に天気予報をチェック◎
年によって日によって冬の寒さは異なります。また寒さは気温の高低によるものだけではありません。体感温度は風の強さ、湿度などによってだいぶ変わってきます。
お出かけ前には天気予報で体感温度の予報も忘れずにチェックしましょう。
http://www.foreca.com/Finland/Saariselka
オーロラ鑑賞体験記 in サーリセルカ&イナリ
一生に一度は実際にオーロラを観てみたい!と思い立ち
サーリセルカを訪れたときの旅行記をご紹介させて頂きます。
【オーロラハンティング初日 ~晴れ~】
サーリセルカはとても小さな街で端から端まで歩いても約20分くらいですが
リゾート地だけあって街中は夜でも沢山の街灯がついています。
オーロラを見るにはできるだけ明かりから離れた方が良いのですが
この日は長距離移動で動き回る元気がなかったので
とりあえずオーロラスポットを探しつつに街を散策することにしました。
街をぐるりと一周して帰ろうとしたその時
ふと空を見上げると「ん?」帯状の筋が目に飛び込んできました。
街の光が明るくてハッキリは見えないけど雲とは違うみたい。
少し暗めのところへ入って、その筋の先を見てみると
オーロラだ!!!
この時出たオーロラはそれ程ダイナミックなものではなかったですが
緑色のオーロラが美しく揺れ動いているのがハッキリと見てわかりました。
※高度200km以上は赤色、200kmから100kmの低高度は緑色に見えます。
寒さも忘れしばらく見とれていましたが、このオーロラでは満足できなくなり
明日はもっと真っ暗で、もっともっとよく見える場所に行こう!
と決心し、ホテルへと戻りました。
初っ端から見れてしまったことで、この貴重さに気が付かず…
【オーロラハンティング2日目 ~晴れのち曇り~】
この日はオーロラハンティングツアーに参加することも考えたのですが
ここまで来たら自力でオーロラベルトに近づいてみよう!!
と思い立ち更に北を目指して、サーリセルカからバスで揺られること2時間。
オーロラベルトの真下にある イナリ という町へ行きました。
イナリはラップランドの先住民・サーメ人の聖地と言われる「イナリ湖」がある人口7000人程の小さな町です。突然の思いつきで訪れたので、町に2軒しかないホテルの1軒に飛び込みで宿泊交渉。
宿が取れなかったらどうしよう~と内心ドキドキ・・・
ラッキーにもイナリ湖ビューの可愛らしい部屋が空いていました。
夜になってワクワクしながら外に出ると、空には沢山の星が輝いていました。
あとはオーロラの出現を待つばかり~♪
しばらく空を眺めていると
アレレ?!空には雲もなく、コンディションは良いハズなのに・・・何だ?このモヤは。
そしてそのモヤはみるみるうちに私の周りを埋めつくしていきました。
霧だっっっ!!!
空だけに気を取られていましたが、晴れていても霧という強敵がいるんですね…
イナリまで来たのに、この日のオーロラハンティングは失敗に終わりました。
【オーロラハンティング最終日 ~晴れのち曇り~】
サーリセルカへ戻り、再びオーロラを探してさ迷い続けましたが成果はなく
結局オーロラは初日の一度切りしか見ることができませんでした。
ちゃんとオーロラハンティングツアーに参加した方が良かったのかなぁ・・・と少し後悔。素人が右往左往するよりもガイドさんに任せた方がきっと遭遇率も上がったことでしょう。
でもオーロラを見るために駈けずり回った今回の体験は 一生の想い出 になりました。
オーロラ鑑賞ツアーにフィンランドが選ばれる理由
オーロラの観測地といえば
カナダのイエローナイフやアラスカ、北欧などが思い浮かぶと思います。
そんな数ある観測地がある中で、なぜフィンランドが選ばれるのでしょうか。
1. 訪れやすさ
フィンランドの首都ヘルシンキは関西空港/中部空港/成田空港から直行便の運航 があります。(夏季には福岡空港からも運航あり)
またヘルシンキは 日本から最速 で入れるヨーロッパの都市であり
オーロラ観測地への乗り継ぎも抜群♪
ある意味日本から最も近いオーロラ観測地と言っても過言ではありません。
しかもヘルシンキの空港は乗り継ぎも非常に簡単です。
ヘルシンキの乗り継ぎ(トランジット)ガイドはコチラをご参照下さい。
2. 気温
カナダ・アラスカのオーロラ観測地は最低気温が -35℃ 近くになってしまうのに対し、フィンランドは温暖な海流の影響で気温は通常 -10~20℃ くらい。
決して温かくはないですが、この差が長時間の観測には非常に重要なのです!
身体への負担もグッと減る為、ご高齢の方でもオーロラ鑑賞を楽しんで頂けます。
またカナダやアラスカは専用の防寒服が必要ですが、現地の人が普通に生活している緯度でオーロラが出現するフィンランドではスキー用のジャケットがあれば基本的に大丈夫です。
3. 観測地
アラスカ・カナダはオーロラビレッジなど市内から
車で約1時間程度の離れた場所に観測地があります。
サーリセルカやイナリでは運が良ければ
ホテルの目の前でオーロラを目撃することも!
またホテルからは見えなくとも徒歩圏内や車でもすぐの場所で
気軽にオーロラ鑑賞ができちゃいます。
時間帯も真夜中だけでなく、大体 21時頃から観測率が上がる というのもポイント!
4. オーロラ鑑賞以外の過ごし方
オーロラを見に行くだけではなく、是非フィンランドの冬の旅を楽しんでみて下さい。
ウィンタースポーツはもちろんのこと、ヘルシンキで観光やショッピングを楽しんだり、バスや列車に乗ったり、ロバニエミでサンタクロースと出会ったり、独特の北欧デザインに触れたりとフィンランドはとても 魅力的な国 です。
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情報・画像提供:Visit Finland