アジア,日本,記事

日本で一番危険!?な国宝「投入堂」

 

鳥取のちょうど中央部ぐらいにある三徳山。

三徳山は標高899.9mの山で、天台宗の三徳山三佛寺が鎮座しています。

三徳山は高い山々に囲まれ、断崖絶壁や大岩窟が入り乱れています。

四季折々の美しい景観が賞され、三徳山一帯は史跡名勝に指定されています。

  

そんな三徳山に鎮座している三徳山三佛寺は「投入堂」が有名です。

「投入堂」は<日本で1番危険な国宝>と言われています。

  

実際に登山を敢行した筆者はこの<日本で1番危険な国宝>という言葉を身に染みて感じました。

  

まずは参詣受付所で志納金¥400のお手続き。三徳山の地図を見ながら上に進みます。

数珠繰り体験ができたりと「投入堂」以外にも見どころがあるので、「投入堂」まで行く体力がない方、自信がない方にもオススメできるお寺です。

  

  

登山するにあたり、絶対的な2大注意事項があります。

●登山靴や動きやすい服装

●滑落の危険があるため2人以上での入山が必須

筆者は登山仲間2人と登山の服装に登山靴着用と万全の装備で挑みました。

実際、登山に適してない服装で訪れた人は入山拒否されているそうです。

最優先事項は登拝よりも人命ですからね。

服装は変えようがないですが、運動に適していない靴や運動靴でも滑りやすい靴を履いている場合は、現地でわらじの購入(¥900)ができます。

修行僧はわらじで登拝していたので、わらじで登るのが本来あるべき服装なのでしょう。

登るときはソールが薄いわらじの方が岩場に足をつけやすくて適していると思います。

ただ、下るときはソールが厚い登山靴の方がクッション性が高くて衝撃がやわらげられて適していると思いました。

登山が可能な時間は8:00~15:00(下山時刻16:30)。

暗くなると危険さが増しますからね。

ちなみに、食事厳禁。火器厳禁。採取厳禁。ピッケルやストック類の使用も厳禁です。

ピッケル刺して岩が崩れたら大変ですからね。

  

  

入峰修行受付所で入山料¥800のお手続き。

登山届に登山開始時間を書いて提出。

無事に下山できたことを証明するために下山後も下山時間の記入が必要です。

和袈裟を受け取って登山開始です。

早速現れる崖。木の根?これを登って行くのか?その険しさに度肝を抜きます。

鎖の根本が見えない岩場。

 

 

少しでも足を滑らせると。。。少しでも手の力を弱めると。。。大げさでなく、本当に幾度となく命の危機を感じました。

  

 

登り続けて文殊堂に着きました。

 

  

断崖に建っているにも関わらず、手すりがなく、板張りは50cmほどのため、高所恐怖症の友人は足がすくんで進むことができないようでした。

それだけ危険な立地にあるため、目の前に広がる絶景は格別でした。

続けざまに地蔵堂に着きました。こちらも断崖に建っているにも関わらず、手すりがなく、板張りは50cmほど。

まさか連続で断崖の絶景を拝めるとは思いませんでした。

納経堂・観音堂を通り超えていくと、ついに「投入堂」とご対面です。

 

  

「投入堂」は垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられており、国宝に指定されています。

詳しい建造時期ははっきりとはわかっていませんが、修験道の開祖が法力で建物ごと投げ入れたという伝承が語り継がれています。

「投げ入れた」という伝承から「投入堂」と呼ばれています。

 

  

登山前は注意書きがたくさんあることに、大げさだなーと思っていた自分の顔をひっぱたいてやりたいです。

人生で一番細心の注意を払わないと命を落とすということを自覚した登山でした。

下山は登山とはまた違った怖さがあり、体の力という力を全て使い切っての下山となりました。

往復で2時間ほどかけた濃厚な登山でした。

もちろん、その日の夜には全身筋肉痛でまともに動くことができませんでしたが、とても貴重な経験ができました。

登山には相当な覚悟が必要となりますが、体力に自信がある方は挑んでみてはいかがでしょうか?

貴重な体験ができることを保証致します。

 

 

1月から全国旅行支援が再開しますね。

鳥取への旅行も鳥取以外への旅行もご計画されていらっしゃればご相談下さい!

ご要望に沿ったプランをご提案させて頂きます!!


トラベルコンシェルジュがあなただけの旅行プランをメールで回答
経験豊富なスタッフがあなただけのオリジナルプラン作りをお手伝いします!


SPC旅行通信(無料メールマガジン)を読んでみませんか?
最新のツアー、格安航空券情報やプレゼント情報などを掲載!

エリア

キーワード

アクセスランキング

新着情報

spctour esta wifi option hotel