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ミュンヘン空港の乗り継ぎ(トランジット)ガイド

欧州の中心、ドイツの主要空港のひとつ「ミュンヘン・フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港」は日本からも直行便が複数ある交通の要衝です。

以前は羽田空港からの運航しかありませんでしたが、昨年4月よりルフトハンザ航空の関空線がフランクフルト行きからミュンヘン行きの変更になったことにより、関西圏の方々にもミュンヘンがぐっと近くなりました。

このミュンヘン空港は、欧州の空港の中でもチューリヒ、ウィーン、ヘルシンキと並んで乗継のしやすい空港のひとつとされており、各空港で定められている「最低必要乗継時間(MCT)」もこの空港は45分と非常に短く設定されています。

先日ルフトハンザ航空の利用してポルトガルへ視察向かう際、この空港を乗り継ぎで利用しましたので、そのときのレポートをさせて頂きます。

 

11月某日、以下スケジュールで航空券の手配が入っておりました。

関空10:00発⇒ミュンヘン14:15着/15:00発⇒ポルト16:50着

ん…ミュンヘンの乗継時間が45分!MCTから余裕が1分も無い!!

視察旅行でいくら慣れている業界の人間と言っても、正直これで手配されるとは思いませんでした。

ただ、乗り遅れても次に振り替えられる便もあることが確認出来たので、ものは試しだと思い、その便での乗継にチャレンジすることとしました。

で…いきなりの結果発表です。

 

「乗り継げました!」

 

ただ…関空からの便がミュンヘンに定刻より1時間早く着いたので、検証としては成り立たないかも知れません(^^;。

では、早着を考慮しなかったらどうなるか、早く移動するとしたら何分必要となるか、それについて、写真をつけてご報告致します。

 

まず飛行機がミュンヘン空港に到着すると、ボーディングブリッジを渡り建物に入ります。

そこからよーいドン!可能な限り早く移動することを心掛けます。

が、いきなり出鼻を挫かれる。建物に入るなり、階段orエスカレータでフロアを2~3つ上がるようになっています。(身障者向けにエレベータもあるようでしたが、それを待っている暇は無く、みんな階段・エスカレータを上がっていきます。)

これを上がるまでは人を追い越すことも出来ません。

ぐるぐると階段を上りきるとようやく通路に出ます。

ここを突き当たりまで進み、道なりに左に曲がると、フライトボード(乗継便の案内)が出てきます。

ここで次のフライトがどこのゲートから出るのかを確認します。

私のフライトは…「K05」と記載がありました。

ここから写真右側に下のフロアに下りるエスカレータがあり、そちらに進むと手荷物検査場があります。

この手荷物検査がやや曲者か。ベルトや腕時計を外したり、ポケットに入れているものを出したり、カバンの中に入れているパソコンを出したり…X線検査を通りますので、ここで列が出来そうです。

上の通路である程度人を追い越せた(走ってはいませんよ。早歩きです(笑)。)おかげで、列が出来る前に通過することが出来ました。ただあまりに人がいないので、写真を撮ることが出来ませんでした…すみません。。。

 

手荷物検査場を抜けると、行き先によって異なる各ゲートに分かれていきます。

上の写真にあるように、ゲートG、H01~26、ターミナル1のゲートA~Eはその先にあるというような案内になっていますね。

我々が向かうゲートKはこの写真の右側に矢印が出ていました。

その方向に進むと…長いエスカレータに乗せられることに…。

何階から下りていっているのかはわかりませんでしたが、滑走路を横目に地下まで下りていくと…

滑走路をくぐるためのシャトルトレイン乗り場です。

ゲートK・Lはこれに乗っていくというわけです。

因みに列車に乗って滑走路を横断した先にある建物に行くわけですが、こっちもあっちも「ターミナル1」となっています。

列車に2分弱でゲートK・Lのある建物に到着。さっき下りたエスカレータと同じだけ上るとその先にイミグレーションがありました。

早め早めに動いたせいか、それともたまたま時間的に空いている時間だったのか、入国審査(ドイツもポルトガルはシェンゲン協定国のためここミュンヘンで入国審査)も列どころか人っこひとりおらず、約20秒で終了。でもここも混むと10分前後待つこともありそうな雰囲気でした。(規制線がぐるぐるまわすように張られていました。)

 

そこを抜けるとあとは出発フロアです。

K05はこの先だな。

途中にこんな「市場」みたいなところがありました。

そこには…

そこには寿司も売ってましたよ。でも1パック24ユーロ(驚)。

愛煙家のオアシスもしっかりチェック(笑)。

で、無事ゲート「K05」に到着!

 

結果として、飛行機を降りてからこのゲートまでの所要時間は約30分でした。

これ元に「45分での乗り継ぎは可能か」ということについては、『出来なくは無いけどお勧めはしない』という結論に達しました。

恐らくいつも早着することもないでしょうし、手荷物検査場やイミグレーションがガラガラであるとは限らないわけで、何か歯車が狂うと一気に焦るようなことになりかねません。

また、今回予定では45分の乗継だったところ、1時間早着して乗継時間が1時間45分になったわけですが、それに対して移動時間が30分でしたので1時間15分の余裕が出来たはずでしたが、その時間でできたことはタバコをゆっくり2本吸って、さっとトイレに行けただけでした。次のポルト行きに乗り込むのも出発の30分前頃にはゲート前にいなければなりませんでしたので、多少乗継時間が長くなっても持て余すようなことは少ないのかも知れません。

乗継時間が短いと、そこまでに到着する飛行機の中でも何となくやきもきしたりするので、精神衛生上もあまりよくないような気がしますので、やはり乗継には余裕を持てるフライトをチョイスするのがいいかなと再認識しましたが、「45分でもいけないことはない!」ということで今回のレポートを締めさせて頂きますね!

 

では皆さん、いい旅を!


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